「ホームページは更新したほうがいい」
そう聞いて、とりあえずお知らせは更新している。
でも、続けているうちに、
「夏季休業のお知らせやイベント報告だけでも、本当に意味があるのだろうか?」
と思うことはないでしょうか。
大きなアクセス増につながっている感じもしない。
問い合わせが急に増えるわけでもない。
そう考えると、「わざわざ更新する必要があるのかな」と感じるのも自然だと思います。
そこで少し見方を変えてみます。
気になる会社があって、会社名で検索する。
ホームページを開いてみると、ちゃんと会社概要もある。サービスの説明もある。
でも、「お知らせ」を見ると、最後の更新は数年前。
その会社が今も普通に営業していたとしても、
「今もやっている会社なのかな?」
と、少し気になりませんか。
逆に、「夏季休業のお知らせ」「展示会に参加しました」「営業時間変更のお知らせ」といった、ごく普通のお知らせでも、最近の日付で掲載されていると、
「あ、ちゃんと動いているんだな」
と感じることがあります。
ホームページのお知らせ更新には、こういう役割もあるのではないかと思っています。
お知らせを更新したらアクセスが増える?
ホームページの更新について話をしていると、
「お知らせだけ更新しても意味がありますか?」
という話になることがあります。
この質問の裏には、
「更新したら検索順位が上がるの?」
「アクセスが増えるの?」
という疑問もあると思います。
たしかに、更新するなら何か成果につなげたい。
そう思うのは自然です。
ただ、株式会社イーハイブでは、ホームページ更新の意味を「アクセスが増えるかどうか」だけでは考えていません。
なぜなら、ホームページは新しい人に見つけてもらうためだけに使われているわけではないからです。
ホームページは「確認する場所」にもなっている
たとえば、こんな場面があります。
- 展示会で名刺交換をした
- 知人から会社を紹介された
- 営業の電話を受けた
- 求人情報を見つけた
- 取引の候補として会社名を聞いた
こういうとき、おそらく興味を持った多くの人が一度会社名を検索します。
そしてホームページを見ます。
ここで面白いのは、その人たちは必ずしも「ホームページの記事を読みたい」と思って来ているわけではない、ということです。
「どんな会社なんだろう」
「本当に営業している会社かな」
「どんな活動をしているんだろう」
そんなことを確認するために見ています。
ホームページには、「見つけてもらう役割」と「確認してもらう役割」がある。
この二つは分けて考えたほうが、ホームページ運用は整理しやすくなります。
更新が止まったお知らせが伝えてしまうこと
ここで最初の話に戻ります。
最後のお知らせが数年前だったら、どう感じるでしょう。
もちろん、
「更新していない=営業していない」
ではありません。
ホームページをほとんど更新しなくても、しっかり営業している会社はたくさんあります。
だから、古いからダメと決めつける話ではありません。
ただ、初めてホームページを見た人には、社内の事情は分かりません。
「忙しくて更新できていないだけ」なのか、
「ホームページを使わなくなった」のか、
「会社の状況が変わった」のか。
判断できません。
情報がないので、見る側が想像するしかなくなります。
ここが、お知らせ更新を考えるときのポイントだと思っています。
「夏季休業のお知らせ」でも意味はある
では、立派な記事を書かなければいけないのでしょうか。
そうではありません。
夏季休業のお知らせでもいい。
年末年始の営業案内でもいい。
イベントへの参加報告でもいい。
新しいスタッフが入ったという話でもいい。
会社の中で実際に起きたことを、普通に残していく。
それだけでも、
「この会社は今も動いている」
という情報になります。
もちろん、「夏季休業のお知らせ」を毎年掲載したからといって、それだけでホームページから問い合わせが急増するわけではありません。
でも、そもそも目的をそこに置かなければいいのです。
お知らせ更新は、集客のためだけではなく、会社の現在地を伝えるための情報でもある。
こう考えると、「お知らせしか更新できていない」という見方も少し変わってきます。
できれば、あと一言だけ足してみる
さらに余裕があれば、お知らせに一言だけ情報を足してみるのもおすすめです。
たとえば、
「展示会に参加しました」
だけで終わるのではなく、
「今年は業務のデジタル化についての相談が多くありました」
と一文加える。
セミナーを開催したなら、
「ホームページ更新を担当する方から、更新を続ける難しさについて多く質問をいただきました」
と残しておく。
すると、お知らせが単なる報告ではなくなります。
その会社が、何をしているのか。
誰と関わっているのか。
どんな相談を受けているのか。
何を考えているのか。
少しずつ見えるようになります。
1本では大きな違いに見えなくても、10本、20本と積み重なると、会社の活動履歴になります。
「何を書くか」より先に「どう続けるか」
ただし、ここで無理をすると続きません。
「毎週1本書く」
「必ず1000文字以上書く」
「検索されるキーワードを考える」
こうしたルールを最初から増やしすぎると、ホームページ更新そのものが重たい仕事になってしまいます。
中小企業では、ホームページだけを担当している人がいるとは限りません。
営業をしながら更新する。
総務をしながら更新する。
経営者自身が更新する。
そういう会社もたくさんあります。
だから株式会社イーハイブでは、
「どんな記事を書けばいいか」
だけではなく、
誰が、どのタイミングで、何を更新するのか
を整理することが大切だと考えています。
たとえば、イベントに参加したら、その日の写真を1枚残しておく。
休業日が決まったら、担当者がその場で更新する。
お客様から何度も同じ質問を受けたら、次の記事候補としてメモしておく。
こうした小さな決め事があるだけでも、更新は続けやすくなります。
CMSは「更新する道具」だけではない
株式会社イーハイブが提供しているCMS「コムログ」も、自分たちでホームページを更新できる仕組みとして作られています。
ただ、本当に大事なのは「更新ボタンを押せること」ではありません。
更新できる道具があっても、誰が更新するのか分からない。
何を載せていいのか分からない。
毎回社内確認に時間がかかる。
これでは、やはり更新は止まります。
ホームページ運用は、システムだけでは解決しません。
道具と一緒に、社内の運用も考える必要があります。
株式会社イーハイブがホームページやCMSについて考えるときも、こうした業務設計や運用改善の部分を重視しています。
お知らせだけでも、止まっているよりは会社が見える
「お知らせしか更新できていない」
そう思うと、少し物足りなく感じるかもしれません。
でも、お知らせにはお知らせの役割があります。
会社が今も動いていること。
どんな活動をしているのか。
どんな人たちと関わっているのか。
少しずつでも、それを外に残していく。
それだけでも、初めて会社を知った人に渡せる判断材料は増えていきます。
立派な記事を毎回書く必要はありません。
まずは、会社で起きていることを止めずに残す。
そして余裕があるときに、背景や気づきを一言足してみる。
ホームページ更新は、そのくらいから考えてもいいのではないでしょうか。
