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今流行のバトン・チャレンジは、なぜ問題があるのか?

新型コロナの影響でテレワークや自宅での自粛が多くみなさんがSNSで人とのつながりを感じているところで、回ってきているバトン・チャレンジ系ですが、問題を指摘する人や、いいじゃん楽しければという人まで様々います。さて、指摘される人は何が問題なのか?わからないまま困惑していると思いますので、まとめてみたいと思います。

複数の問題が絡み合っている。言ってみればうまく利用されている。

1.ねずみ算式 さんすう的破綻の問題
2.友人知人を巻き込む同調圧力の問題
3.同調圧力が嫌でSNS楽しんでいた人の場所を奪う問題。
4.その伝わりやすさを利用した悪徳業者・スパム業者が入り込むすきを与える問題
5.そんな投稿が続くと親密度(エッジランク)を自ら下げている問題


一つ一つ紐解いていきましょう。
 

1.ねずみ算式 さんすう的破綻の問題


参考:チェーンメールはなぜいけないの? https://cloud.comlog.jp/hirai/1211.html

バトンにしろBOOKチャレンジにしても、算数で考えればあっという間に破綻する。
なので、2週間続けばいいほうなのです。

一人が一日一人に回していくBOOKチャレンジだって

 

1日目 一人が始める
2日目 最初の一人と指名された一人で 合計2名
3日目 前日の2名と前日の二名に指名された2名 合計4名
4日目 8名
5日目 16名
6日目 32名
7日目 64名
8日目 128名だがはじめの一人がやめているので 127名
9日目 254名
10日目 508名
15日目 16,257名
20日目 52万
25日目 1664万人
30日目 5億3270万人

ちなみにFacebookのアクティブは日本で2500万人ぐらいです。
 

一度の6名とか7名とか指名するのは、もっと多くなります。

下は、7名づつ紹介した場合

1日目 1名
2日目 7名
5日目 2,401名
7日目 11万
10日目 4,035万人

 

まあ、1週間もすれば終わりでしょう。

もちろん全員がやればですが。

つまり少なくとも2週間ぐらいで成り立たなくなる仕組みです。

2.友人知人を巻き込む同調圧力の問題

 

これだけでは、この問題終わらなくて
指名する人に気を使ったり、指名してもらった人に気を使ったり、

気が強い人はよく言います。 楽しいけんいいやん。いややったらやめればいい。
それ、学生時代のいじめとあまり変わらない構図です。わかりますか?

みんなが楽しんどうけんいいやん。 楽しくなかったら、加わらんどけば?
そして、影で、あの人乗り悪いよねぇ~って

バトンとしてではなく、やっていること(本を紹介したり、腕立て伏せしたり)は全く問題ないんです。そして、やっている事自体は、私は、嫌いじゃないです。楽しいさえ思います。

ただ、指名することをなくしてもらえればやっている事自体は問題ないんですけど。
またあわせて、そのような同調圧力を断れない人だって自分でレッテル貼るようなもの。

3.同調圧力が嫌でSNS楽しんでいた人の場所を奪う問題。

どうも、2番が伝わりにくい方がいる模様。
やはり、丁寧に断れば済むことでは?と言われた。

このテーマでZOOMで話し合いをした結果 こんなことが予想された。

学生時代のいじめと似ているのでは?と

やはり今までいじめられたことない人は、
「いいやん断れば」「そんなあんまり考えんでバトン渡しているよ」
というけど、
一度でもいじめられたことある人は、それが嫌なんだと
昔のトラウマとまでは行かないけどやはり思い出される。

「なんてことわれば、」「断って仲間はずれにされたらどうしよう」
「友達を指名して嫌われたらどうしよう」
.


なのでそれがタイムラインに並んでいると、自分が当てられたわけじゃないのに、当てられそうと思うとFacebookを見るのも嫌になってSNSをやめてしまう人もいるということ。 過去の経験がこの単なる遊びをどう受け取るかが出てくると。
.
私も、いじめられた経験があるので、そこがすごくわかるが、
おそらく、一度もいじめられてない人は、その感覚がわからないんじゃないかなぁと思った。

すでに、子供の写真やブックカバーが並ぶだけで、友達を削除したり、見えないように設定したりする人も出てきていますし、そこまでしなくても、そのような投稿に「いいね!」を押さない人も増えています。そうすると、エッジランク(あなたへの親密度)が下がり、今後投稿しても、相手に表示されにくくなるのです。

4.その伝わりやすさを利用した悪徳業者・スパム業者が入り込むすきを与える問題

 

またバトンの種類にもよりますが、プロフィールバトンとかあからさまなものもありますが、趣味や趣向などを抜き取ったり、リンクしてあるページを広告系や出会い系サイトに勝手にリンクを変えられてたり、スパムメールが送られてきたり、そんなことさえおきます。

ルールの紹介ページや、これを書いてシェアしてくださいなどの中には、業者の紹介ページになっているものもあります。

この辺は、診断系アプリと一緒です。



もちろん全部が全部悪いバトンなわけではないですが、これはいいバトン、これは悪いバトンと判断するよりも、誰かから依頼されて発信する情報じゃなくて、自分発信の情報を心がけたほうがいいかなと思います。
 

5.そんな投稿が続くと親密度(エッジランク)を自ら下げている問題


Facebookの表示は、閲覧者側からの発信者の親密度(エッジランク)で決まっています。よくコメントする人、よく「いいね!¥を押してくれる人の元には表示されやすく、コメントやいいね!も押さない人のところには出にくくなります。つまり、バトンばかりやっているといいね!もコメントも少なくなるはずです。そうすると、仕事のことや他の知ってほしい重要なことを発言しても、表示されなくなるのです。

つまり自分で繋がりを切ってしまっているのです。

 


ということで、もう一度

1.ねずみ算式 さんすう的破綻の問題
2.友人知人を巻き込む同調圧力の問題
3.同調圧力が嫌でSNS楽しんでいた人の場所を奪う問題。
4.その伝わりやすさを利用した悪徳業者・スパム業者が入り込むすきを与える問題
5.そんな投稿が続くと親密度(エッジランク)を自ら下げている問題

 


じゃあどうすればいいか、
人が本の紹介をしていて、いいなと思ったら、そのまま指名をせずに自分も本を紹介する。
つまり自分がいいと思ったものを発信する。手法がいいなと思ったら真似する。それだけです。

なので、

最近の子供の写真をアップさせる罰ゲームは、上記以上にもってのほかです。
なんの罰ゲームか意味さえわかりません。

こんな投稿ならおすすめ

 

やる場合は、以前も書いたけどこんなふうにかけば問題にならないと思います。
(※ただし、強制力ないのではやらないと思いますが)

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コロナ自粛になって家の片付けが進んでいますw
納戸の片付けしていたら、懐かしいアルバムが出てきました。
私の幼稚園の頃の写真です。ぜひ皆さんもこの時を利用して引っ越してきたときのままになっている物を片付けてみませんか?

見つけたら見せてください~

#ステイホーム #StayHome

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コロナ自粛になって自宅で運動不足を感じている方もいらっしゃると思います。

腹筋100回に挑戦しています。
みなさんも腹筋チャレンジしたら、ぜひアップしてください。

これでコロナを乗り切りましょう!

#ステイホーム #StayHome #腹筋チャレンジ

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そういう意味では、TikTokはすごいと思う。 真似してと言わなくても、数百人が同じ歌で踊っています。あれが、自然にバズることであり、うまくできているなと思いました。


断りにくいバトンは、バトンとしては受け取って、バトンとわざわざ明記せずに、次の指名を行わずに、通常の投稿としてアップすればいいのではないでしょうか?



最後になんで、口酸っぱくいっているかと言うと、必ずこういうのが流行ったあとに、SNSが乗っ取られたとか、スパムが増えたとか、言う問い合わせが多くあるんです。そんな無駄な対応だけは御免被りたい感じです。




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