すまっぽん!をなぜイーハイブが提供しているか。についてまとめたいと思います。
すまっぽん!の金額を知っている人から受ける質問
今 私だけでなく、すまっぽん!を色んな場所で広めてもらっている、紹介してもらっている方も含めて、多く受ける質問は、
「イーハイブはすまっぽん!でどうやって儲けているのか?」
そして、「これで儲けてない」という話をすると
「儲からないサービスをなぜやっているのか?」
それに答えるためどういう思いで作ったのか?話していきたいと思います。
いや本当に聞かれるんです。
以前は、中小企業を助けるためだけだったらコムロググラウドで十分だった。
コムログクラウドの説明のときに話しましたが、イーハイブは創業25年目になりました。日本でのインターネットと同じ歳です。
創業期からずっと日本のホームページの活用を見てきました。
とくに中小零細企業にとって、ホームページは大いに活用できるはずなのに、騙されたりわからないと放置したりともったいない使われ方をしてきました。
そこで、中小零細企業が、ドメインやサーバー、システムなど難しいことはわからなくても低価格で活用できるようにコムログクラウドを提供してきました。
もちろん当時は、それで十分だと思いコムログクラウドだけ提供してきました。
ネット環境がスマホが主流に
しかし、その環境も少しづつ変化してきました。
インターネットの接続端末が、デスクトップパソコンしかなかった時代から、ノートパソコンが出てきて、ガラケーと言われるフューチャーフォンがインターネットに繋がるようになりました。メールが送受信できたり、1999年には、i-modeなどが登場しテキスト中心の簡易的なホームページが見れるようになりました。ただ、ガラケーは、インターネットに接続していると行っても限定的でした。そんな中、2012年に、スマホが一般的に普及はじめました。そこから先は皆さんもご存知のように一人一台スマホ時代が来ることになります。
そうなると、インターネットでホームページを見るツールが、パソコンからスマホへと変わってきました。特に移動中や若者、女性を中心にスマホでのアクセスが多く。業種によっては、9割近いアクセスがスマホからということもあります。
つまりホームページは重要だけど、入り口がパソコンだけはなくなったということです。
中小企業にアプリの開発が必要か?
そこで、企業が乗り出したのが、スマホのアプリです。大手企業さんを中心に沢山のアプリが提供されています。みなさんも使われているのは、有名なお店やチェーン店のアプリが多いと思います。
中小零細企業でもアプリを検討されて、イーハイブに相談に来られることもしばしばあります。もちろんうちには、開発できる技術がありますし、プログラマも揃っています。うちが手一杯でも仲間の会社には、アプリ専門で開発を行っているところもあるので紹介もできます。しかし、相談を聞けけば聞くほどアプリにしないほうがいい案件ばかりなのです。
中小企業のアプリ開発の問題点は、
- 開発費を安く見すぎ。
- iPhone、AndroidなどOS別のことを考えていない。
- 開発後にOSがバージョンアップすることを考えていない。
- システムのバージョンアップを考えていない。
- お客様がダウンロードを、みんな簡単にしてくれると思っている。
開発費は結構高いです。また、OS毎に開発が必要です。もしかしたら、ファーウェイOS用も作る日が来るかもしれません。さらに、OSは常にバージョンアップし続けます。それに合わせてアプリ側の調整も必要ですし、さらにその費用もかかります。また、同じ内容だけでは、あきられてしまうので改良も必要でしょう。
逆にお客様の立場になって考えてみてください、営業用(告知用)だけのアプリツールであれば、わざわざダウンロードしてくれるでしょうか?
といった理由で、アプリの開発をおすすめしませんでした。
スマホからの入り口を作りたい。
しかし、スマホからのアクセスが急激に多くなってきたことでスマホに入り口をつけることの必要性を感じました。また提供されているアプリをよく見てみるとアプリの皮をかぶっただけのWEBシステムが多いことに気づきました。そうだったら、そもそもアプリの皮を外したほうがいいんでは?とそれで生まれたのがすまっぽん!です。
実際に良いことありました。
- QRコードを読み込んだだけですぐ見れる。
- 中身を簡単に変更できる。
- アプリの審査がいらないので、すぐに提供できる。
- スマホの容量を取らない。
- アプリDL禁止の会社支給スマホにも入れられる。
- ダウンロードの環境を考えなくていい。(wifiなど)
- 導入運用費用が料金が安い。
そして今回も、すまっぽん!は、小さな会社である中小零細企業さらには、個人での利用にぴったりだと思いました。
大事なのは、新規顧客獲得よりも、既存顧客への接触
小さな会社は、新規顧客獲得も重要ですが、一度お客様になった方にこそ、2度3度と利用していたくことが重要です。新規顧客獲得のコストよりも2度3度目来ていただくコストのほうが安くすむだけでなく、お得意様になってもらってファンになってもらうことが、口コミを生み、お客様がお客様を呼んできていただけることになります。
マーケティングためにも、お客様がたくさんの情報(営業時間や電話番号など)を探すのに手間がかからないような工夫が必要です。また、TwitterやFacebookなどのSNSでの情報発信も見てもらって価値があります。そんな情報をひとまとめにしたすまっぽん!が、月300円だけで提供できるようにしました。
私達が、すまっぽん!は、新規顧客獲得のツールではなく、リピーター育成ツールとよんでいるのは、そのためです。
QRコード一つで幅広い活用法
ポスターやチラシ、名刺などにQRコードを一つ印刷するだけで、ホームページやメッセージ、お知らせ、SNS、地図まですべて一度に紹介できます。
最近では、ホームページを持たないお店も利用価値があると思っています。小さな会社でなかなか手間がかけられないからこそ、一つのツールで全てつながっているツールになりました。
もちろん会社だけでなく個人事業主も行政も
「そんなに予算かけられない!でもお客様とスマホで繋がりたい!」
そんな思いに応えたつもりです。
すまっぽん!を提供しても儲からない?
で、最初の質問に戻ります。
「イーハイブはすまっぽん!で儲かっているのか?もっと費用とってもいいのではないか?」
これは中小企業を応援したいと思った金額であり、個人事業主にも年間5千円を切る価格で提供したい。
という理由だけではありません。
もともと、イーハイブが、ホームページ屋さんとしては、すまっぽん!には、この金額が限度だろうと思いました。基本ホームページ1ページですし、ただ単なるリンク集なのです。ランチャーなのです。もちろん裏で更新システムが動いていたり、より使いやすく便利にしたいと、たくさんシステムを作っています。が、お客様が見る表のページ1ページとしては、複雑な機能もなく、リンク集であることを考えれば、昔のi-modeの一つ分のアプリ300円が妥当では?と思いました。
ただし、イーハイブとしての営業のコストや提案のコストなど入れてませんでした。営業の費用や予算を入れてないので、利益が出ないと言われればそのとおりです。実際に年間5千円未満の提案に1日かけて伺うこともありました。本来は、システム屋のイーハイブとしては、クラウドでシステムを提供するので、自分で自由に使ってほしい。格安提供するので自分で活用してね。というイメージです。
しかし、損をしているわけではありません。すまっぽん!をこの価格で提供することで、大きな企業とつながったり、提案・企画書にすまっぽん!を混ぜていただいたり、いろんな繋がりが出来ました。また、出来つつあります。
大手さんが、すまっぽん!をかついでくれて、自社の商品の提案に利用してもらったりということも増えてきています。実際に、300円でなかったら見向きもされなかったと思います。
最初の目的は、ホームページを活かすためのもの
最初イーハイブとしては、すまっぽん!から入ってもらって、コムログクラウドを利用してもらうことを考えていました。ホームページを活用するためにも、スマホに入り口を作りたかったからです。したがって、
コムログクラウドには、現在でもすまっぽん!がひつと無料でついてきます。しかし、現在ではすまっぽん!だけでも、十分に活用できることがわかりましたので、これだけでの提案も行っています。
本当にすまっぽん!は、いろんな立場の会社や団体・役所が利用され始めています。個人の営業マンや小さなグループなどでも利用されています。私自身もこんな使い方があったんだと感心させられることがしばしばです。
コムログクラウドと同様に最後に
小さな会社のために、地域のために、日本のために
零細中小企業には、零細中小企業のインターネット戦略があります。
大企業やインターネット専門会社の真似をする必要はまったくありません。
だからこそ、日頃の業務でお忙しい、ITもあまり詳しくないそんな零細中小企業のお手伝いができればと思っています。
低価格で、安定した使いやすいシステムを提供し、サーバーやドメインなど難しいところは私達に任せてもらって、すまっぽん!を活用してビジネスにつなげていただければと思っております。
また、零細中小企業こそ、社長さんの思いが伝わるすまっぽん!で、お客様に想いを伝えることが大切だとも思っています。
中小企業が元気になることが、地域地方を元気にし、更に日本が元気になる
そんなことを考えています。
ということで、ちょっと使ってみませんか?
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・新しい働き方を考える。 【連載中】
・ホームページ完成後の運用方法 14件
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