ホームページを作る際に検討すること
こんにちは、イーハイブ@東京スタッフです。見る人によっては、「こんばんは」かもですね。
さて今日は、ホームページを新しく作ったり、リニューアルしたりする際に検討するであろう内容について考えてみたいと思います。ただし、記載内容については、対象として法人を意識して記載します。
HPを新設、又はリニューアルする際に検討する項目
1)設置場所(ロケーション)
選択肢としては下記が考えられます。
自前のサーバー室を選択する場合、リスクコントロールや要求性能を追求できる反面、コストは高い傾向にあります。逆説的に言うと、要求に応じたコストが掛けられない場合の選択肢としては不適切であり、コストをかけない分リスクが増大します。かなり高度な運用ポリシーを決定して運用できる会社におすすめの方法です。主には、通信事業者やコンテンツプロバイダ、ポータルサイト運営者、大手事業者等が主に選択する方法の一つです。
機器の設置場所と上位ネットワークの設備を業者から借ります。サーバーラックの設置費用や自前以外のネットワークの冗長性の高さ、環境の良さ(入退室管理、温度管理、電源管理など)を業者に任せることができるので、高い要求性能に応じて対応可能な割に、自前のサーバー室よりは、コストは安く抑えられますが、私の感覚では普通に高いです。主な利用者は、サーバー室を準備するような規模の会社と同様です。特にコンテンツプロバイダやポータルサイト運営者はこちらが多いかもしれません。
広く一般的に選択されている方法です。サーバーやネットワーク機器も含め、設備を借りてしまいます。その為、設備については業者のポリシが適用されますので、要求性能がレンタルサーバーと合致するかどうかで、費用が高くなったり安くなったりします。
アプリケーションレベルまで業者に任せて借りてしまいます。詳しくはあらゆる設備管理やバージョン管理から解放されコンテンツの更新のみに集中できます。最近注目されている手法です。こちらも要求性能がレンタルサーバーと合致するかどうかで、費用が高くなったり安くなったりしますが、HP公開の全部の費用を見ると相対的に安い傾向にあります。
自社で準備する方法です。この方法をとる場合は、前者の自社でサーバー室を準備するか、又はコロケーションを借りるかのどちらかになります。費用は要求性能によって大きく左右されますが、intelやAMD等PC系のCPUを使ったサーバーを使うケースが増えたため、ロースペックであれば10~30万円/1台程度から導入可能になってきています。
そのままですね。1.でも書いていますが、費用は要求性能しだい、つまり、どの位のアクセス見込むかで変わってきます。ハードウェアだけではなく、OSや場合によってはアプリケーション(HTTPサーバーやCMSなど)までプリインストールされているものもあります。基本的にはハードウェアのサポートまででアプリケーションについては自己責任のところが多いようです。また、負荷によってサービス不能に陥ったとしても基本的には自分で解決(借りるサーバーのスペックをあげる=費用も上がる)をしなければなりません。
こちらも、前項1)で記載しているように、アプリケーションレベルまで業者に任せてしまいますのでレンタルサーバーと同様に、要求性能に合わせたサービス選びが重要です。最近はアクセスが集中したときに動的にリソースの割り当てを増やしてくれるようなサービスもあるためコスト対効果は高いものもあり、選定する際には注意が必要です。
3)作成、更新の方法
レガシーな方法ですが、最近は直接テキストエディタでやっている人をあまり見ません。HP作成ソフトなどを使ってやられることが多いかもしれません。特にレンタルサーバーや自社サーバー室での運用をされている場合に選択される事が多い方法です。更新が面倒なのでホームページが更新されずに放置されることが多いようです。
大規模なサイト運営をする場合に選択することが多い方法です。更新もしやすく、様々な機能も実装していることが多く、理想的な環境ですが、反面、導入~運用コストが高いので、大規模なサイト運営をしていたり、マスメディアのように更新する情報以外にリリース時期やコンテンツの世代管理などをする必要が多い場合にのみ有効な選択肢です。
MovableType、WordPress、XOOPS、Joomla!などを自社サーバーやレンタルサーバーにインストールして使う方法があります。最近は多くなってきている方法です。
自身で設定を煮詰めることが出来れば有効な方法です。業者等に設定を委託する場合は注意が必要で、それは、セキュリティー対策やバージョンアップ、プラグインなどの機能的な整合性の管理などを自身でする必要があり、また、それを業者に委託する場合は別途費用がかかります。
これは、HPの更新環境をクラウド上(ASPサービス上)置いて、指定のアプリケーションを使って更新します。殆どの場合はOpen系CMSを設置したものが多く見受けられますのでレンタルサーバーと同様にセキュリティー対策やバージョンアップ、プラグインなどの機能的な整合性などで業者とトラブルに成るケースが多いようです。
総括
どれを選択しても一長一短ありますが概ね下記のような感じになります。
■アクセス数が多く、毎日数十件~行うようなサイト
自社サーバー室かコロケーションスペースを使って、予想される最大のアクセス数に対応できるサーバーを設置して商用CMSを導入する。
■更新はスタッフがするのでとにかく安く抑えたい。
とにかく安いプランでレンタルサーバーで契約し、Open系のCMSを使うか、直接HTMLを編集して運営する。
■小~中規模サイトを運営しているサイト
クラウド系(ASPサービス含む)のサービスを使ってコンテンツ管理を行う。
当社のCMSであるコムログシリーズ(コムログクラウド含む)は、自社開発のCMSエンジンを使ったクラウド型(ASP型)のサービスです。バージョンアップやセキュリティー対策などはイーハイブで責任をもって行いますので安心してご利用頂けます。