ロールモデル=人生のお手本
横文字嫌いなので、改めて
そもそもロールモデルとは、「人生のお手本」ですね。
タイトルにも書いたその一昔前のロールモデルとは、
小中の義務教育が終わり、
地域一番の進学校から、東京もしくは地域一番の大学へ
そこから一流企業に勤めれば、年功序列で60歳定年まで
定年後は、退職金と年金で70すぎまで海外や温泉地などの別荘で
ゆっくりと老後を。
こんなイメージでしょうか?
【教育】約20年+【仕事】約40年+【余生】約15年
ロールモデルっていつごろできたの?
しかしこのイメージはいつごろ作られたイメージでしょうか?
昭和初期までは、地元で生活する人も多く、死ぬまで農業や漁業という人もいたのではないでしょうか?そもそも定年という概念もなく「生きる=働く」だったんではないでしょうか?
戦後 高度成長期になり、東京での集団就職などが当たりまえになり、そもそも高校卒業して、東京の大学に進学し、就職することが一般になったのではないでしょうか?
そして、バブル期に、郊外に別荘を退職金で買い、老後を悠々自適に暮らす。
また、バブルが弾けたあとは、不安定な日本を見捨て海外の方が安心して暮らせるとの話題もあり、海外での移住計画などがもてはやされました。
そもそも、このロールモデルは、人生70~80年ぐらいで、東京一極集中の労働集約型の場合には、うまくいったと思います。なので、一昔前までの成功例であることは確かです。
人生100年時代 ロールモデルはそのまま通じる?
しかし、人生100年時代を迎えようとしている今、さらに産業ロボットやAIなど人に替わる働き手がでてきた今。このまま同じモデルが成功例とはいえないのではないでしょうか?
一昔前までのロールモデルで動いている人は、小中学校からいい高校いい大学にいかせるために、塾にやり一つでも上のいい大学を目指してきましたが、今大学を卒業したからいい就職先があるとは思えません。大学は全入時代に突入していて、大卒が持て囃される時代でもないのです。
また、今公務員が人気の職業ですが、バブル後になって、大卒にも人気が出てきただけで、それまでは、高校卒業後公務員として働きながら、夜学などの通った方も多かったのではないでしょうか?
大学で学んだ技術は、【仕事】期間の40年のうち最前線の20~30年(残りは管理職などとして)の間もてば良かったでしょうが、【仕事】が60~70年になる今からは、一つの技術では到底追いつきません。さらに技術の進歩が激しくなっていることを考えると、【仕事】中に再度大学で研究したり学んだりする必要も出てくると思います。
1人の人生は一本でしか無い
一つの会社にいて、同僚と同期だけでは、多種多様な人生経験を学ぶことは出来ません。繋がりも限定的になると思います。自分が歩んでこなかった道をどれだけ教えてもらったり共有させてもらうかはこれから先をどう生きるかと考えた時にとても参考になると思います。
どんなに紆余曲折あったとしても、自分が歩んで出来た道は一本でしかありません。複数の道を歩んできた人はいないはずです。また、今から違う道を実際に体験しようと思うと、それだけの時間がかかり、その人と同じ位置にはたてないのです。
だからといって、大手に勤めたり公務員がこれから先だめなのではありません。ビジネスの他に沢山のチャンネルを持つことだと思います。
地域の活動に参加したり、趣味やスポーツの会に参加したり、参加だけでなく主催したり、色々な方法があると思います。
SNSもロールモデルを変化させた?
それを簡単に始められるようになったのも、FacebookなどのSNSのおかげだと思います。
私は時々、SNSは、昔の村のコミュニティーに戻ったと感じているという話をさせてもらいます。住まいと仕事場がどんどん離れていった高度経済成長期、住んでいる地域から仕事場へ通勤、帰ってきても寝るだけ、土日の休日は寝ているか、遊びに出かけて地域にいない。町内の活動や地域の人の名前も知らない。
しかし、SNSのお陰で、今までは仕事場近辺の繋がりしかなかったものが、高校の同級生や同じ駅を使う人、同じ地域に住む人と触れ合う機会も増えてきました。Facebookでの近況は、村の中で、道をすれ違うたびにかわされた言葉とにています。「どこに行っているの?」「カドのタバコ屋まで」とか。
こういったコミュニケーションが、人と人とを繋いでいき、それぞれの考え方や人生をシェアしていきます。もちろん同意見だけでないこともあるしょう。気に入らないこともあるでしょう。でもそれが社会です。その中で同自分のコミュニティーを作っていくかだと思います。
今後必要になること。
ということで私が今後、より必要になると思うもの
・地域の多種多様なコミニティ
社会貢献(ボランティア・地域活動など)
スポーツ(テニス・登山・ウォーキング・武道など)
趣味(飲み会・読書会・勉強会・ゲーム) ・高校の同窓会 同期だけじゃなく縦のつながり
中学校よりも、生活レベルがまとまっている。
大学は、より専門分野が絞られて多種多様性がなくなる。私も、出身の高校の同窓会のお手伝いや、地元福岡市東区のコミュニティやウォーキング部などに参加しています。いろんな業種や年齢の方とお話できてとっても参考になっています。といっても、つながることがメインの目的ではなく、会うこと自体が楽しいんですよね。
そうじゃないと、自分の人生の目的だけのために繋がったら窮屈すぎますし.
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