知っているようで知らないメールについて:その3
スタッフの伊東です。
前回は、
迷惑メールについてと、その対策について書きました。
今回は
HTMLメールについてです。
テキスト形式のみで送るメール、HTML形式で送るメールがあります。
メールの見た目をよくするために、HTML形式を送ることが多いかと思います。
携帯電話などのデコメール、デコレーションメール、デコレメールと呼ばれているメールも実はHTMLメールなのです。
HTMLメールは、テキストパート、HTMLパート、添付画像のパートなどを組み合わせたマルチパートで構成されます。
先ほど述べたように携帯電話のキャリアにHTMLメールを送る際に、、携帯のキャリアによってこのマルチパートの構成の仕方が違うから厄介なのです。
■各キャリアのマルチパート構成について※過去、画像つきのHTMLメールを作成した際に調査した結果です。
※今現在は異なるかもしれません。
DOCOMO- multipart/related
- multipart/alternative
- image/*
AU- multipart/mixed
- multipart/alternative
- image/*
Softbank- multipart/related
- multipart/alternative
- text/plain
また、マルチパートの違いに加えて、キャリアごとに絵文字コードの違いなどもあったので、かなり厄介な状態でした。
キャリアだけではなく、機種によっても違いがあったりもします。
また、キャリアのメールには容量の制限、添付ファイルの個数の制限などもあります。
(帯域の圧迫の回避や、メールを受信するためにパケット代を支払うため、一通当たりの容量を規制したものと思われます。)
その他に文字コードの取り扱いが間違っていると文字化けします。
■HTMLメールのルールマルチパートの構成の仕方にも一応ルールがあります。
ただこのルールはあいまいな感じで、テキストパート、HTMLパートはセットで送るというルールではあるのですが、最近は、HTMLパートのみを送ってくる場合を多々見受けられます。
メールソフトの設定でテキスト形式のみで閲覧している場合に、
真っ白になるときはHTMLパートのみが送られてきているかもしれません。
■リモート画像についてHTMLですので、サーバーに置いてあるリモートの画像を読み込ませて表示することも可能です。
一通当たりの容量を減らしたり、画像を特殊なテキスト形式に変換するコストを減らすためなどいろいろと考えられますが、リモートのコンテンツを許可しているとメールを見たかどうかの情報を収集したりしている場合などがあり、
プライバシー的なリスクを伴う場合がございます。
リモートのコンテンツの表示を制限することのできるメールソフトもあるので、
気になる人は、リモートのコンテンツの表示を許可しないようにしましょう。今回はここまで。